
マインドセットとスキルセット

「うちの子、失敗をすごく怖がるんです」「間違えるのがイヤで、新しいことに挑戦しようとしなくて…」
そんな悩みを持つ保護者の方は少なくありません。今の教育はどうしても“できること=スキル”ばかりに目が向きがち。でも、実はもっと大切なのが「マインドセット」、つまり“学びに向かう姿勢”です。
この記事では、「スキルセット」と「マインドセット」という2つの視点から、これからの時代に本当に必要な学びについて解説します。
スキルセット」と「マインドセット」って何?
まずは、2つの言葉の意味を整理しましょう。
- スキルセット:知識や技術、操作の習得など「できること」
- マインドセット:考え方や姿勢、態度など「どう向き合うか」
現代の日本の教育は、受験やテストの成果が重視されやすいため、どうしても「スキルセット」に偏りがちです。もちろんスキルは重要ですが、それだけに目を向けた学びでは、子どもの心にこんな影響が出ることも——
- 間違えることを極端に恐れる
- 「正解を覚える」ことが目的になる
- 新しい挑戦を避けるようになる
このような姿勢では、社会に出たときに必要な「自分で考える力」や「他者と協働する力」が育ちにくくなってしまいます。
マインドセットが子どもの未来を左右する理由
これからの社会では、どんなスキルも「一生モノ」ではありません。IT技術が進化し、仕事も生活も日々変わっていきます。そのたびに必要なのは「スキルを学び直す力」——つまり、「自ら学ぼうとするマインドセット」です。
たとえば…
- 新しい環境で戸惑ったとき、どう対応するか?
- 失敗したとき、どう立ち直るか?
- 価値観の違う相手とどう関わるか?
こうした場面では、スキル以上に「柔軟な考え方」「挑戦を楽しむ姿勢」「人とつながる力」といったマインドセットが問われます。
マインドセットを育てる“最適なタイミング”とは?
実は、このマインドセットは 幼少期にこそ育てるべき ものです。
なぜなら、
- スキル(知識や技術)は大人になってからでも学べる
- でも、一度染みついた考え方(マインドセット)を後から変えるのは難しい
つまり、幼児期〜小学生の「柔らかい心」の時期こそが、マインドセットを育てる大チャンスなのです。
特に、次のような考え方を早い時期に体得できると、一生の財産になります。
- 失敗は成長のチャンス
- 分からないことは、面白がって調べる
- 自分と違う意見にも耳を傾けてみる

テディスで実践する“マインドセットを育てる学び”
テディスでは、「知識を教える」のではなく、子どもたちが 自ら考え、試して、気づく 学びのプロセスを大切にしています。
たとえば…
- ロボットがうまく動かない → 原因を考えて修正してみる
- プログラムにバグがある → 友だちと話し合って改善する
- 他の子のやり方に刺激を受けて、自分も試してみる
こうした体験の中で、自然と以下のような力が育っていきます。
- 自分で課題を見つける力(探究心)
- 自分で答えをつくる力(思考力・判断力)
- 人と協力して解決する力(協働力)
そして何よりも、「学ぶことは面白い」「やってみたい!」という前向きな気持ちが育っていきます。
まとめ:「どう学ぶか」が一生の武器になる
どんな時代でも通用する力。それは「学び続ける姿勢=マインドセット」です。
幼少期にこの力を育てておくことで、将来どんな変化にも対応できる、しなやかでたくましい大人に育っていくと、私たちは信じています。
テディスでは、子どもたちが「自分の頭で考えて動く」体験を重ねながら、マインドセットをじっくり育てる環境を用意しています。
「何を学ぶか」よりも「どう学ぶか」。
この視点から、お子さまの学びの環境を一緒に考えてみませんか?
