
プログラミングはどっちで学ぶ?

子どもにプログラミングを学ばせたいけど、どっちがいいの?
近年、学校教育でもプログラミングが必修となり、「うちの子にも学ばせたい」と考える保護者が増えています。
その中でよくあるのが、「ロボットを使ったプログラミング」と「Scratchなどの画面上で学ぶプログラミング」、どちらを選べばいいのか迷うという声です。
「どっちが効果的?」「何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの学び方の特徴とメリット・デメリットを整理し、子どもに合った選び方を一緒に考えていきます。
そもそもプログラミングって何をするの?
「プログラミング」と一言でいっても、実はその中にはさまざまなジャンルがあります。
- Web系:ホームページやネットショップの仕組み
- ゲーム系:ゲームの動きや仕組みの設計
- アプリ開発:スマホやPCで動くアプリ制作
- 組み込み系:家電などに組み込まれている制御プログラム
- 通信系・インフラ系:インターネットやWi-Fiを支える技術
- 業務系システム:会社や病院で使われる管理システム
子どものうちは、将来の専門分野を決めるというよりも、「プログラムの基本的な考え方」に親しむことが大切です。
ロボットで学ぶプログラミングの魅力


ロボットプログラミングでは、モーターやセンサーを使ったロボットに、自分で命令を与えて動かします。
たとえば、「前に進む」「障害物を避ける」「音が鳴ったら止まる」といった動きを、プログラムで実現していきます。
- プログラムの結果が目に見えて「動き」で確認できるので、理解しやすい
- 実体のあるロボットに触れることで、自然と夢中になる子が多い
- 電気や電子工作にも発展しやすく、理科的な興味を広げやすい
注意点:
低年齢だと、ロボットが“おもちゃ”になってしまい、学びが浅くなってしまうこともあります。
カリキュラムがしっかりしていて、子どもの年齢や発達に応じたサポートがある教室を選ぶことが大切です。
Scratchで学ぶプログラミングの魅力

Scratch(スクラッチ)は、世界中の教育現場で使われている初心者向けプログラミングソフトです。
画面上のキャラクターや絵を、ブロックを組み合わせるように動かしていくため、直感的に操作できます。
- ゲームやアニメを作るなど、創作活動としての楽しさがある
- エラーが出てもすぐに修正でき、試行錯誤しやすい
- 将来の「本格的なコーディング」への橋渡しにもなりやすい
注意点:
画面の中だけで完結するため、「手を動かして体感する」要素は少なめです。また、子どもによっては興味を示さないこともあるので、体験してみるのがおすすめです。
で、結局どっちがいいの?
結論から言えば、「どちらでもOK」です。大事なのは、子どもが楽しいと思えるかどうか。
迷ったら、ぜひ両方を体験させてみてください。
教室を選ぶ際には、「Scratchとロボット、どちらも学べる環境」や、「子どもの好みに合わせて学び方を選べる」場所が理想的です。
また、講師の知識や対応力も重要。
特にロボット系の場合は、テキスト通りでない質問にも柔軟に答えてくれる講師や、キット以外のロボット制作に対応できる教室がおすすめです。
子どもがワクワクする環境で、「試してみたい」「思い通りに動かしたい」という気持ちが育てば、プログラミングの力は自然と伸びていきます。
どのツールを選ぶか以上に、“どんな体験ができるか”が大切です。
